任意整理にかかる弁護士費用の相場

任意整理において、債務者自身が望む方向にすすめていくためには、弁護士に債権者との交渉の代理を依頼するのが不可欠といえます。しかし、弁護士に依頼する上で考えておかなければならないのは、なんといっても費用です。

通常、弁護士に法律に関する事案処理や相談をすると多額の費用を請求されますが、債務整理に関する依頼については他の依頼より安い料金が設定されることが多いです。任意整理の場合に発生する主な弁護士費用は、弁護士が受任したときに支払う着手金、債務整理に成功した場合に支払う報酬金、借金の圧縮に成功した場合に発生する減額報酬、過払い金の回収に成功したときに発生する過払い報酬の4つで、それぞれ費用の相場は異なります。

任意整理の弁護士費用は1債権者あたりの費用として顧客に示すのが一般的となっています。着手金と報酬金については費用の相場は同程度で、1~2社と少数であれば4~5万円程度、3社以上であれば2~3万円程度です。着手金と報酬金は債権者数に応じた定額なのに対して、減額報酬と過払い報酬は定率となっており、減額報酬については圧縮できた借金の額の10%前後、過払い報酬については取り戻せた過払い金の20%前後が相場になります。ただし、過払い金の返還訴訟を提起した場合は、過払い報酬も少し高くなり、回収できた過払い金の25%前後に相当する費用を支払わなければなりません。

任意整理の弁護士費用は、どんなに少なく見積もったとしても10万円を超えます。もし、費用を支払えそうにない場合は、躊躇せずに弁護士に相談することで、分割払いなどの支払い方法を適用させられる可能性があります。